キイジョウロウホトトギス (紀伊上臈杜鵑草)
学名 : Tricyrtis macranthopsis
科属 : ユリ科ホトトギス属
別名 :   

ホトトギス属の仲間で紀伊半島南部の山間部に自生する多年草。葉は披針形で先端は尖り光沢がある。茎は互生する葉の基部を支点にジグザグになって下に垂れる。花は鐘形で光沢のある黄色。花の内側に赤褐色の斑がある。花期は9月下旬〜10月。


同属で花が上向きに開く仲間にはホトトギスヤマホトトギスタイワンホトトギス等があります。これらの花は花被片、雌しべ、雄しべを上に向かって大きく開きます。下向きに咲く本種とは大分感じが違うようです。


2007.10.31
小石川植物園


雌しべは途中で3つに分かれ、その先端はさらに2分裂します。(これは前述の3種も同じです)


2007.10.31
小石川植物園


通常のアングルではこんな感じで、しべ部は見えません。


2007.10.31
小石川植物園


石垣のすき間から生えていました。


2007.10.31
小石川植物園


拡大すると、花被片の内側の斑点が透過して見えていました。


2007.10.31
小石川植物園

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