タイワンホトトギス (台湾杜鵑草)
学名 : Tricyrtis formosana
科属 : ユリ科ホトトギス属
別名 :   

多年草で草丈は30p〜80p。葉は互生し、長楕円形。花は茎の上部に枝分かれしてつける。花被片(花弁)の内側に紫色の斑点があり、基部は黄色い。また外花被片の外側基部には距(きょ)ができる。自生地は台湾および沖縄県。花期は9〜10月。


花被片の幅の広い方が外花被で3枚、狭い方が内花被で3枚あります。外花被の基部に蜜をためる袋状の距があります。この距は蕾のうちからはっきりとした形が出来ているようす。同属の花にホトトギスヤマホトトギスなどがあります。


2006.10.4
東御苑


雌しべの基部は合着し、中程から3つに分かれ、その先端はさらに2分裂します。雄しべは6つに分かれ、内3本は雌しべの下に隠れた状態になります。


2006.10.4
東御苑


茎の上部で枝分かれして花をつけます。


2006.10.4
東御苑


全体像です。花は小さく、上記マクロ写真のようには目立ちません。


2003.9.3
東御苑

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