ナンバンギセル (南蛮煙管)
学名 : Aeginetia indica
科属 : ハマウツボ科ナンバンギセル属
別名 : オモイグサ(思い草)

一年草で主にススキの根に寄生する。高さ10〜25cm。全体に葉緑素がなく、自ら光合成する能力を持たない。ひょろ長い花茎の先に淡紫色の花を横向きにつける。名前の由来は花の形が南蛮渡来のキセル(煙管)に似ていることから。花期は8〜9月。


道の辺の尾花が下の思ひ草
今さらさらに何をか思はむ


うなだれた風情で咲くところから古名を思い草といい、はるか万葉集にも詠まれている花のようです。(※尾花:ススキ)

2005.9.21
新宿御苑


花の形は筒状で先端は浅く5裂します。


2005.9.21
新宿御苑


ワォー (-_-;)
これだけあると寄生されるススキも大変でしょうね。成長過程のものもあると思いますが、高さのバラツキは大きいようです。


2006.8.20
新宿御苑

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