ススキ (薄、芒)
学名 : Miscanthus sinensis
科属 : イネ科ススキ属
別名 : 尾花(古名)、カヤ

日本各地の日当たりの良い場所に生える大形の多年草。高さは1〜2m。葉は細長い線形で幅2cm以下、長さ50〜80cm。花穂は長さ20〜30cmあって、その姿から古名を尾花という。秋には、花穂から多数の小さい葯(雄しべ)が垂れ下がる。秋の七草のひとつ。


ススキは根本の一個所から多数の茎が伸びて上部でV型に広がります。間違えやすいオギは、茎が1本ずつ垂直に立つI型なので、根本が確認できる状態であれば区別できます。写真はススキが2株分。


2003.11.14
新宿御苑


風になびくススキの穂。多数の小さくて黄色い葯が踊っています。


2007.10.5
江東区 木場公園


葯(雄しべ)と柱頭(雌しべ)の拡大です。


2006.10.4
東御苑


長さ8〜15mmの芒(のぎ)があります。また基部から密生する毛は小穂より少し長い程度です。ちなみに、オギには芒がなく、毛は小穂の3倍ほどの長さになります。


2006.9.28
江東区 木場公園

      ▲このページの先頭へ