カマツカ (鎌柄)
学名 : Pourthiaea villosa var. laevis
科属 : バラ科カマツカ属
別名 : ウシコロシ、ケナシウシコロシ

北海道〜九州、朝鮮・中国等に分布する落葉低木。材が頑丈で、鎌の柄に用いたことが名前の由来といわれる。葉は互生し、長さ4〜7cmの倒卵形または楕円形で先は尖る。花弁は白色の円形で5枚。雄しべ20個、花柱は3個で下部は合着する。実は長さ7〜9mmで秋に赤く熟す。子房下位で実の先端に萼が残る。花期は4〜5月。
カマツカの熟した実

赤く綺麗に熟した実。食べられるそうです。子房下位で、実の先端に萼のなごりがついています。

カマツカの別名はウシコロシ (~_~メ)オ〜コワッ!!  別の植物でルリミノウシゴロシ(サワフタギの別名)というのもあります。


2005.11.18
東京都文京区 小石川植物園
カマツカの実と葉

葉身は倒卵形ないし楕円形で、縁に細かくて鋭い鋸歯があります。先端は特徴のある鋭い尖り方をします。


2005.10.25
東京都荒川区 荒川自然公園


カマツカの花。


2005.5.3
東京都荒川区 荒川自然公園


花は5弁で、花弁は円く梅の花に似ています。ただし、花の直径は8〜9mmと小さいです。


2003.5.9
松戸市 21世紀の森と広場
カマツカの若い葉

若い葉には軟毛がありますが、次第に毛は無くなっていくようです。


2005.4.27
東京都荒川区 荒川自然公園


若い実。果柄(花柄)は褐色でいぼ状の突起があります。


2005.6.24
東京都荒川区 荒川自然公園

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