コウゾ (楮) |
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学名 : Broussonetia kazinoki 科属 : クワ科コウゾ属 別名 : |
ヒメコウゾとカジノキの雑種と考えられている。落葉低木。和紙の原料として本州以南で栽培される。葉は互生し、卵形で先はとがり縁には鋸歯がある。雌花序は緑色の球形で赤い糸状の花柱を放射状につける。雄花序は楕円体に多数の雄花をつける。花期は4〜5月。
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和紙の原料には、コウゾ、ミツマタ、ガンピ(雁皮)がよく知られています。中でもコウゾの樹皮は、強靱で繊維が太くて長いため、丈夫で耐久性に優れた和紙を作るのに適しているそうです。 写真は球形の雌花序。赤い糸状の花柱を放射状に出します。一つの雌花には2〜4個の切れ込みのある筒状の萼、子房1個、糸状の花柱1個からできているそうです。 2006.5.12 江東区 木場公園 |
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多数の雌花序です。 2006.5.12 江東区 木場公園 |
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多数の雄花序です。 2003.4.22 小石川植物園 |
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雄花の拡大です。 2003.4.22 小石川植物園 |
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熟した実は、甘くて食べられるそうです。髭状のものは花柱のなごりで、生食には邪魔なようです。 2003.7.2 市川市 大町公園 |
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コウゾの樹皮。 2010.1.23 小石川植物園 |
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