ダンドク (檀特)
学名 : Canna indica L.
科属 : カンナ科カンナ属
別名 :   

熱帯アメリカ原産で、高さ1〜2mになるカンナ科の多年草。日本には観賞用として江戸時代に渡来し、今では本州南部以南で帰化していることもある。葉は長さ30cmほどで先が尖り、基部は茎を抱く。花は頂生し、雄しべが花弁状に変化した黄色〜赤色のものをつける。開花期間は長く5〜10月頃。


花は普通、基部が黄色で先の方が赤くなります。花弁のように見えますが、これは雄しべが花弁状に変化したもの。


2013.5.31
東京都文京区 小石川植物園


 


2004.7.16
東京都文京区 小石川植物園


全体的にはカンナに似ていますが、花は明らかに小さいです。


2013.5.31
東京都文京区 小石川植物園


若い果実。


2003.8.22
東京都文京区 小石川植物園



2003.8.22
東京都文京区 小石川植物園



ちなみに「広辞苑第六版」では
だんどく【檀特】
カンナ科の多年草。インド原産で古くから観賞用に栽培。茎は緑色平滑で高さ2メートル内外。夏から秋、葉間から花茎を出し、鮮紅色の花弁様の雄しべを有する花を総状につける。漢名、曇華。

その他の国語辞典でも同様に「インド原産」となっているものが多いようです。



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