ヤマラッキョウ (山薤・山辣韮) |
学名 : Allium thunbergii 科属 : ユリ科ネギ属 別名 : |
福島県以南〜沖縄に分布する高さ30〜60cmの多年草。鱗茎は狭卵形で長さ2〜3cm、食用には適さない。葉は根出葉で長さ30〜50cmの線形、断面は鈍三角形。花茎の先端に球状の花序をつける。花被片は紅紫色で6枚。雄しべは6本で花被から突き出る。花期は9〜11月。
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一般的に知られる栽培用のラッキョウと花は似ているようです。ただし、花数はヤマラッキョウの方が多く見栄えがするようです。 2011.10.7 三ツ峠山(山梨県) | |
こちらはまだ蕾が多い花序です。 2011.10.7 三ツ峠山(山梨県) | |
花被片は6枚。雄しべは6本ですが一斉には伸びずに時間差をつけて成熟するようです。花粉媒介の機会を高めているという説もあります。緑色の子房から伸びているのが雌しべで、雄しべが花粉を出し切ってから成熟するそうです。すなわち雄性先熟?。 2011.10.7 三ツ峠山(山梨県) |
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