モミジカラマツ (紅葉唐松)
学名 : Trautvetteria caroliniensis var. japonica
科属 : キンポウゲ科モミジカラマツ属
別名 :   

北海道〜九州の高山に生える高さ30〜60cmの多年草。根生葉は幅約20cmで掌状に7〜9裂し、モミジの葉に似る。茎頂に散房花序をだし、径1〜1.3cmの白色の花を多数つける。花弁はなく、萼は開花後すぐに落ちる。多数の白い糸状の雄しべが目立つ。花期は7〜8月。


花弁はなく、白い糸状のものは雄しべ。中央に金平糖のような雌しべがあります。


2013.8.8
御嶽山(長野県側)


開き始めたモミジカラマツの花。一見、花弁のように見えるものは萼で、花が開ききる頃には落下するようです。


2013.7.13
尾瀬(群馬県)


しべの拡大。雄しべは花糸・葯ともに白色です。


2008.7.29
木曽駒ヶ岳・千畳敷(長野県)


高山で見かけるカラマツソウやミヤマカラマツも花は似ています。しかし、本種は名前のように葉がモミジのように裂けているので、間違えることはなさそうです。ちなみに前述の2種はカラマツソウ属、本種はモミジカラマツ属です。


2013.8.8
御嶽山(長野県側)


モミジカラマツの葉。7〜9裂し、裂片はさらに切れ込んでいます。


2009.8.4
尾瀬(群馬県)

      ▲このページの先頭へ