ヒトリシズカ (一人静) |
学名 : Chloranthus japonicus 科属 : センリョウ科チャラン属 別名 : ヨシノシズカ(吉野静) |
北海道〜九州の林内に生える高さ15〜30cmの多年草。茎の下部に数個の鱗片葉があり、上部では4枚(2対)の葉を輪生状につける。茎の先に長さ1〜3cmの白い穂状花序をつける。花には花弁がなく、1個の雌しべと3個の雄しべからなる。花期は4〜5月。
|
ヒトリシズカには花弁がありません。蕾のとき、蕊を包んで保護するのは、大きな4枚の葉が担っています。 2011.5.9 奥高尾・小仏峠付近(東京都/神奈川県) | |
ブラシ状の白い花序。名前の由来は「静御前が舞っている姿に見立てた」ともいわれますが、さて・・・。 2011.5.9 奥高尾・小仏峠付近(東京都/神奈川県) | |
1つの花は雌しべ1個と3個の雄しべからなります。どちらも丸い緑色と白色のものが雌しべ(子房と柱頭)。白くて長いものが雄しべ(花糸)。普通、葯は花糸の先端につけますが、ヒトリシズカでは基部につけます(写真では不鮮明ですが黄色いもの)。 2011.5.9 奥高尾・小仏峠付近(東京都/神奈川県) | |
名前に似合わず、群生するようです。 2011.5.9 奥高尾・小仏峠付近(東京都/神奈川県) | |
ヒトリシズカの若い実。 2003.5.29 千葉県市川市 大町公園 |
▲このページの先頭へ |