ハリブキ (針蕗)
学名 : Oplopanax japonicus
科属 : ウコギ科ハリブキ属
別名 : ジゴクバラ、クマダラ

北海道、本州(中部以北、紀伊半島)、四国(石鎚山)に分布。亜高山帯に生えるウコギ科の落葉低木で、全体に針状の刺が密生する。雌雄異株。茎の先に円錐花序をだし、緑白色で5弁の小さな花を多数つける。葉は長さ20〜40cmで掌状に5〜9裂し、縁に欠刻状の重鋸歯がある。花期は6〜7月。


茎の先に円錐花序をだし、5弁のごく小さな花を多数つけます。雌雄異株で雄花は5本の雄しべが飛び出しています(写真円内)。


2013.7.13
尾瀬沼周辺(福島県/群馬県)


名前はハリブキ(針蕗)。しかし、葉がフキに似ているとは思えません。


2013.7.13
尾瀬沼周辺(福島県/群馬県)


葉につける鋭い刺と虫食い跡。刺はシカなどの哺乳動物から身を守るには役立ちそうです。しかし小さな虫の食害は防げないようです。


2015.7.31
尾瀬沼周辺(福島県/群馬県)


果実はやや扁平な球形で、熟すと赤くなります。円内は果実の拡大。2本の雌しべの名残が見られます。


2015.7.31
尾瀬沼周辺(福島県/群馬県)

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