ノコンギク (野紺菊)
学名 : Aster ageratoides
科属 : キク科シオン属
別名 :   

本州〜九州に分布する高さ50〜100cmの多年草。葉は互生し長楕円形で表裏ともに毛があり、縁には粗い鋸歯がある。茎の上部で枝分かれし、先端に頭花をつける。内側の筒状花は黄色で花冠の先端は5裂する。外側の舌状花は淡青紫色。花期は8〜11月。
ノコンギクの花序

茎の上部で枝分かれし、先端に頭花をつけます。


2010.11.6
東御苑


写真では白っぽくなっていますが、普通、舌弁花は淡い青紫色をしています。


2010.11.6
東御苑


一般に野菊と呼ばれるものはノコンギク、ノジギク、ヨメナなど何種類かがあります。映画にもなった伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の野菊とは、ノコンギクという説もあるようです。(映画タイトル:野菊の如き君なりき)


2006.10.26
東御苑
ノコンギクの筒状花の拡大

頭花の中心部にある多数の筒状花です。黄色い花冠の先端は5裂します。


2011.9.29
板橋区 赤塚植物園

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