ニワトコ (庭常、接骨木)
学名 : Sambucus sieboldiana var. pinnatisecta
科属 : ガマズミ科ニワトコ属 (APG体系ではレンプクソウ科)
別名 : 接骨木(せっこつぼく)

日本では北海道〜九州、国外では朝鮮半島や中国に分布し、高さ3〜6mになる落葉低木。葉は対生し、奇数羽状複葉で長さ8〜30cm。小葉は花のつく枝では2〜3対、つかない枝では3〜6対。小葉は長楕円形〜広披針形。花は今年枝の先に長さ3〜10cmの円錐花序をだし、直径3〜5mmの小さな花を多数つける。花冠はふつう黄白色で先は5深裂して反り返る。果実は核果で暗赤色に熟す。花期は4〜5月。


今年枝の先端に円錐花序をだし、直径3〜5mmの小さな花を多数つけます。


2004.3.26
東京都 新宿御苑


花冠の先は5深裂して反り返ります。雄しべは5個、雌しべの柱頭は暗赤色で3裂します。


2003.4.13
松戸市 21世紀の森と広場


同じ芽から顔を出した蕾と若葉。ちなみに花芽と葉芽をあわせもつ芽を混芽といいます。


2003.3.10
松戸市 21世紀の森と広場


果実(核果)は長さ3〜5mmの卵球形で、6〜8月に赤く熟します。


2003.6.9
松戸市 21世紀の森と広場


冬芽と葉痕。葉痕は3個の維管束痕が目立ちます。(漫画顔の目と口のような部分です)
ちなみに写真では緑色の虫2匹が活動中です。 ^^;)


2006.1.19
東京都文京区 小石川植物園


葉と花が展開してきたニワトコの全体像。


2004.4.8
松戸市 21世紀の森と広場

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