ナワシロイチゴ (苗代苺) |
学名 : Rubus parvifolius 科属 : バラ科キイチゴ属 別名 : アシクダシ、サツキイチゴ、ワセイチゴ |
日本全域、中国、朝鮮、東南アジアなどに分布。這性の落葉低木。葉は互生し、3出複葉だが、時に5小葉のものがある。枝先や葉のわきから集散花序をだし、紅紫色の花を上向きに開く。花弁は長さ5〜7mmの倒卵形で直立する。雄しべと雌しべはともに多数。果実は直径約1.5cmの球形で6月ごろに赤く熟し食べられる。花期は5〜6月。
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開花したナワシロイチゴの花。といっても開くのは萼片で、花弁が開くことはありません。これでは訪花昆虫による花粉媒介が出来ないのではと思いきや、さにあらず。一つ下の写真をご覧ください。 2019.6.6 景信山(東京都八王子市) | |
閉じた花弁の側面には隙間があって、訪花昆虫(写真はクロスズメバチ?)はそこから吸蜜できるようです。また、蝶のように口吻が長い昆虫は上部からも吸蜜できるようです。 2019.6.6 景信山(東京都八王子市) | |
葉は互生し、3出複葉だが、時に5小葉のものがある。小葉は長さ2〜4cmの菱形状倒卵形で先はまるい。縁に欠刻状の重鋸歯がある。葉柄は長く、基部に長さ約5mmの線形の托葉がある。 2019.6.6 景信山(東京都八王子市) | |
果実は直径約1.5cmの球形。赤く熟してジャムにすると美味とのこと。 2003.7.22 松戸市 21世紀の森と広場 |
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