トウゴクミツバツツジ (東国三葉躑躅)
学名 : Rhododendron wadanum
科属 : ツツジ科ツツジ属
別名 :   

関東地方を中心に、宮城県から三重県の主に太平洋側の山地に自生する落葉低木。葉と同時かやや早く枝先に紅紫色の花を1〜3個開く。花冠は直径3〜4cmの広い漏斗形で5裂する。雄しべは10本で長短がある。葉は3枚輪生し、長さ3〜6cmの広菱形。ミツバツツジよりも花期が遅く、標高の高い場所で見られる。花期は5〜6月。


トウゴクミツバツツジとミツバツツジの違いとして挙げられるのが雄しべの数。代表種のミツバツツジは5本、トウゴクミツバツツジは10本です。本種の10本が特異な花かと思いきや然に非ず。ミツバツツジ類のほとんどは雄しべが10本です。

(雄しべが10本の種:サイコクミツバツツジ、キヨスミミツバツツジ、トサノミツバツツジ、ダイセンミツバツツジ、コバノミツバツツジ、ハヤトミツバツツジ、ナンゴクミツバツツジ 等々)


2014.5.31
塔ノ岳(神奈川県・丹沢)


葉は長さ3〜6cmの広菱形。名前の通り葉は3枚で、輪生します。


2014.5.31
塔ノ岳(神奈川県・丹沢)


綺麗な花色ですね。登山中に出会うと気持ちが和みます。


2014.5.31
塔ノ岳(神奈川県・丹沢)


幹が斜めに。丹沢といえども自然は厳しそうです。


2014.5.31
塔ノ岳(神奈川県・丹沢)


標高は1300m前後でしょうか。新緑の山中にピンク色のトウゴクミツバツツジが映えます。
「鍋割山稜の大丸〜金冷し間で撮影」


2014.5.31
塔ノ岳(神奈川県・丹沢)

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