トベラ (海桐花)
学名 : Pittosporum tobira
科属 : トベラ科トベラ属
別名 : トビラノキ(扉の木)

本州〜沖縄、台湾などに分布する常緑低木。雌雄異株。葉は互生し長さ5〜10cmの長楕円形で革質、表面は光沢がある。枝先に集散花序をだし、白い花を多数開く。実は球形で熟すと3つに裂開する。種子は赤く粘性の強い物質に包まれる。果熟期:11〜12月。花期:4〜6月。


1個の実が3つに裂けた状態です。テカテカの粘液に包まれた真っ赤な種子。派手に目立ちます。
名前の由来:枝や葉に臭気があり、魔除けとしてこの木を門扉に挿したことから昔は、扉の木といったそうです。トビラが訛ってトベラになったといわれます。


2002.12.5
江東区 夢の島公園


実が熟して3つに裂け始めた状態です。


2002.12.5
江東区 夢の島公園


トベラは雌雄異株。こちらは雌しべが大きく子房のふくらみが見えるので雌花です。


2003.5.13
小石川植物園


上記と同じ写真なので雌花です。雄花の花序は花数がもっと多いようです。


2003.5.13
小石川植物園


新芽。


2003.4.22
小石川植物園


若い実。


2003.7.5
水元公園

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