チングルマ (稚児車)
学名 : Geum pentapetalum
科属 : バラ科ダイコンソウ属
別名 : イワグルマ

高山で群生して生える高さ10cmほどの落葉小低木。葉は奇数羽状複葉。小葉は厚くつやがある。茎の先に2〜3cmの白い五弁の花を1つ咲かせる。雄しべと雌しべを多数つける。花の後、花柱は羽毛状となって残る。葉は秋に紅葉し、山に彩りをそえる。
チングルマの実

花の後、そう果についた花柱が羽毛状となって風になびいていました。和名の稚児車は、このような姿を稚児をあやす風車に見立てたものと言われます。


2010.8.5
木曽駒ヶ岳・千畳敷(長野県)
宝剣岳とチングルマの実

手前はチングルマの実。後方は中央アルプス、宝剣岳の岩稜です。


2008.7.29
木曽駒ヶ岳・千畳敷
チングルマの花

丸い花弁は白色ですが基部は黄色くなっています。中心部には沢山の雌しべがあって、やがて上記のような実になります。

※7月下旬〜8月上旬にかけては、花と実を同時に見ることができるようです。

2010.8.5
木曽駒ヶ岳・千畳敷


チングルマの葉と花。これでも木なんですね!。


2010.8.5
木曽駒ヶ岳・千畳敷
チングルマの葉

光沢のあるチングルマの葉。秋には赤く紅葉します。


2010.8.5
木曽駒ヶ岳・千畳敷

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