シオン (紫苑)
学名 : Aster tataricus
科属 : キク科シオン属
別名 :   

日本、中国、朝鮮半島等に分布、国内では九州等にわずかに自生が見られる。草丈は1〜2mになる多年草。上部で枝を分けて、薄紫色で径3cmほどの花を多数つける。根出葉は花時には枯れる。茎葉は長楕円形で先は尖り、長さ20〜35cm。花期は9〜10月。


シオンは栽培の歴史が古く、平安時代の今昔物語にも「思い草」の名で登場しています。また、鬼の醜草(オニノシコグサ)、十五夜草(ジュウゴヤソウ)という別名を持っています。

※ちなみに「思い草」という名は、ナンバンギセルやススキなどにも使われるようです。


2007.10.31
東京都文京区 小石川植物園


中央に黄色い筒状花(管状花とも)、その周りに薄紫色の舌状花がつきます。


2003.9.30
東京都墨田区 向島百花園


草丈が高く花が密につくので見栄えのする植物です。


2013.9.22
東京都板橋区 赤塚植物園


倒れていたシオン。草丈の高さゆえ、風の抵抗を受けやすようです。


2008.10.16
東京都文京区 小石川植物園

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