シモバシラ (霜柱) |
学名 : Keiskea japonica 科属 : シソ科シモバシラ属 別名 : ユキヨセソウ |
日本の固有種で関東以西、四国・九州にかけて分布する高さ40〜70cmの多年草。厳冬期、枯れた茎に霜柱のような氷柱の出来ることで知られる。葉は対生し縁には鋸歯がある。葉腋から総状花序をだし、白色の唇形花を多数つける。花期は9〜10月。
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【霜柱の発生メカニズム概略】 @根が地下の水分を吸収し、枯れた茎が毛細管現象で吸い上げるA茎から水がしみ出し氷点下の外気に触れると氷柱ができる 撮影した日の東京都心の最低気温は-0.4度。早朝ですと立派なシモバシラになっていたのでしょうが、撮影時にはだいぶ解けていました。 (^_^ゞ 2010.2.4 am11:50 東御苑 | |
唇形花で上唇は2浅裂、下唇は3浅裂します。雄しべ4本と雌しべは花冠から突き出ているのが特徴的です。 2005.9.21 新宿御苑 | |
なお、学名(属名)のKeiskeaは、植物学者の伊藤圭介(1803−1901)にちなむそうです。「雄しべ」「雌しべ」「花粉」という言葉を作ったことでも知られます。 2003.10.16 小石川植物園 |
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