シキミ (樒、櫁) |
学名 : Illicium anisatum 科属 : シキミ科シキミ属 別名 : ハナノキ、シキビ |
本州(宮城・石川以西)〜沖縄、中国、台湾に生える常緑小高木。葉は互生し、長さ4〜10cmの倒卵状広披針形で、厚くて光沢がある。葉腋に淡黄白色で直径約3cmの花を開く。雄しべ多数、雌しべは普通8本。シキミは全体が有毒、特に果実は猛毒がある。花期は3〜4月。
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中心部にある雌しべ8本の先端が外側に開いています。これは雌しべが活性化した状態で、雌性期を示しています。 2013.3.22 東京都板橋区 赤塚植物園 | |
上の写真とは違い雌しべの先端は閉じて、雄しべが活性化した状態にあります。つまり、シキミは自家受粉を避けるため雌性先熟になっているようです。 2008.4.8 奈良県宇陀市 大野寺 | |
葉と花。 2013.3.22 東京都板橋区 赤塚植物園 | |
シキミは墓地やお寺によく植えられるようです。 ちなみに名前の由来は、果実に猛毒があって「悪しき実」が訛って「しきみ」になった。というもっともらしい説があるようです。 2008.4.8 奈良県宇陀市 大野寺 | |
シキミの冬芽 2004.2.17 東京都文京区 小石川植物園 |
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