サワギキョウ (沢桔梗) |
学名 : Lobelia sessilifolia 科属 : キキョウ科ミゾカクシ属 別名 : |
北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の湿原などに生える多年草。葉は披針形で柄はなく、縁に細かい鋸歯がある。茎は高さ50〜100cmで枝分かれしない。茎の上部で濃い紫色をした唇形の花を多数つける。上唇は基部で2裂し、下唇は中ほどで3裂する。花期は8〜9月。
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キキョウの仲間は一般的に花冠がほぼ均等に5裂します。しかし、本種は唇形となって上唇は基部で2裂し、下唇は中ほどから3裂しています。 2010.8.21 入笠湿原(長野県) | |
朝露に濡れたサワギキョウの花。花冠の縁には白い軟毛が不揃いに生えています。 2011.8.17 尾瀬ヶ原(群馬県) | |
上写真の部分拡大。兎の耳のような上唇と灰白色の雄しべが特徴として目立ちます。 2011.8.17 尾瀬ヶ原(群馬県) | |
花は花序の下から上へ開いていきます。よって下の方から実がなります(写真)。 2010.8.21 入笠湿原(長野県) | |
サワギキョウの葉。葉柄はなく、縁に細かい鋸歯があります。 2010.8.21 入笠湿原(長野県) |
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