サギソウ - 鷺草

サギソウ（鷺草）

学名： Habenaria radiata
科属：ラン科ミズトンボ属
別名：　　

日本原産で湿地に生える高さ20～40cmの多年草。葉は長さ5～10cmの広線形。茎の先に3cmほどの白色の花を咲かせる。白鷺が翼を広げて飛んでいるように見える特徴的な唇弁と、側花弁は小さく左右に1枚ずつ。萼片は緑色で3枚。蜜を貯える距は長い。花期は8月頃。

	サギソウ（鷺草）。ネーミングがいいですね。たしかに白鷺の飛翔を連想させます。 2008.8.13 世田谷区九品仏浄真寺
	花の後部には蜜を貯える緑色の長い距がついています。 2008.8.13 世田谷区九品仏浄真寺
	写真上部の白いものが側花弁、左右に1枚ずつあります。下部の白いものが唇弁、その基部が蕊柱（雄しべと雌しべが合着したもの）です。後部には緑色の萼片が3枚あります。 2008.8.13 世田谷区九品仏浄真寺
	2008.8.13 世田谷区九品仏浄真寺
	サギソウが植えられている九品仏浄真寺の庭です。ここ世田谷区には昔、サギソウの自生地があったそうです。今は残念ながら無くなりましたが、現在は区の花として区民に親しまれているそうです。 2008.8.13 世田谷区九品仏浄真寺
	「唐突ですが、私が本当のサギです。私に似て美しい花ですこと。ウォッホン！」 2004.1.30 ２１世紀の森と広場