クサレダマ (草連玉)
学名 : Lysimachia vulgaris var. davurica
科属 : サクラソウ科オカトラノオ属
別名 : イオウソウ(硫黄草)

日本では北海道、本州、九州に分布し、野や山の湿地に生育する多年草。高さ40〜80cmで、茎の先や葉腋に円錐花序をつける。花冠は黄色で径1.5cmほどになり、5深裂する。雄しべは5個あり、基部で合着している。葉は披針形で対生または3〜4枚が輪生する。花期は7〜8月。


茎の先に黄色い円錐花序をつけるクサレダマ。和名は腐れ玉ではなく、マメ科の低木「レダマ」に似て、草本であることに由来します。ただし似ているのは花の色だけで、全体の姿や花の形が似ているとは思えません。


2010.8.21
入笠山(長野県)


花冠が深く5裂しているので、5弁花のように見えます。


2010.8.21
入笠山(長野県)


葉は対生または3〜4枚が輪生し、葉柄がありません。葉身は披針形で長さ4〜12cm、先端は鋭くとがり、縁は全縁。


2010.8.21
入笠山(長野県)

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