キチジョウソウ (吉祥草)
学名 : Reineckea carnea
科属 : ユリ科キチジョウソウ属
別名 :   

本州の関東〜九州、および中国に分布する1属1種の常緑多年草。山地の日陰に群生する陰生植物。葉は根生し、長さ10〜40cmの広線形。葉の間から高さ10cm前後の花茎を出し、淡紅紫色の穂状花序をつける。花は両性花と雄性花が同じ花序に混在する。花期は10〜11月。


花は花序の下から上へと咲き上がります。上方には雌しべのない雄花がつき、下方には雌しべのある両性花のつくことが多いようです。


2008.11.13
東御苑


広線形の葉間から穂状の花序が顔を出します。


2008.11.13
東御苑
キチジョウソウ 花の拡大

花被片6個は反り返ります。雄しべも6個。その中央やや左よりの赤みがかったものが雌しべです。従ってこの花は両性花。花序の下側についていました。


2008.11.13
東御苑


12月中旬でも花が咲いていました。葉は大分、寝てしまったようです。


2010.12.12
東御苑

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