キリ (桐)
学名 : Paulownia tomentosa
科属 : ゴマノハグサ科キリ属
別名 :   

原産地は中国とも言われるが明確ではない。日本では古くから各地に植栽されている。枝先に大きな円錐花序を直立し、長さ5〜6cmの紫色の花を多数つける。花冠は筒状鐘形で、先は唇形に裂ける。葉は対生し、長さ10〜20cmの広卵形で、両面に粘り気のある毛が密生する。さく果は長さ約3cmで先のとがった卵形。花期は5月。


花冠は筒状鐘形で長さ5〜6cm。先は5裂し、裂片は唇形。雄しべ4本、雌しべ1本。


2015.4.29
東京都足立区 都市農業公園


円錐花序と葉。日本には桐の花序と葉を組み合わせてデザイン化した紋が多数あるようです。


2015.4.29
東京都足立区 都市農業公園


満開の桐の木。


2015.4.29
東京都足立区 都市農業公園


上と左下は冬芽。中央部は熟した果実(さく果)で、2つに裂けています。


2015.1.16
東京都足立区 都市農業公園


果実は2室に分かれていて、熟すと2片に割れます。中には薄い膜をつけた種子が多数あって、風に乗せて遠くへ飛ばす仕組みになっています。


2014.10.30
東京都足立区 都市農業公園


キリの樹皮。灰白色で皮目が多い。なお、材は軽くて狂いが少ないので家具、建築、楽器など用途が広いようです。


2010.3.17
東京都 新宿御苑

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