キクザキイチゲ (菊咲一華)
学名 : Anemone pseudo-altaica
科属 : キンポウゲ科イチリンソウ属
別名 : キクザキイチリンソウ

近畿地方〜北海道の落葉広葉樹林に生える高さ15〜25cmの多年草。茎葉は3枚が輪生し、3出複葉で小葉は羽状に裂ける。花茎の先に白色または淡紫色の花を1輪つける。花は径は3cmほどで、花弁状の萼片を8〜13枚つける。花弁はない。花期は3〜5月。


菊に似た花を一輪だけ咲かせるので「菊咲一華」というそうです。別名は「菊咲一輪草」


2012.3.29
東京都板橋区 赤塚植物園


スプリング・エフェメラルとか春の妖精と呼ばれる植物のひとつです。早春に花を咲かせ、夏までの間に栄養を蓄えた後に地上部は枯れ、来早春まで姿を消すタイプ。


2012.3.29
東京都板橋区 赤塚植物園


  


2012.3.29
東京都板橋区 赤塚植物園


似た花にアズマイチゲ(写真下)というのがありますが、葉はキクザキイチゲ(写真左)のように羽状に裂けません。


2012.3.29
東京都板橋区 赤塚植物園


写真はアズマイチゲ(東一華)。葉の形が異なります。


2012.3.29
東京都板橋区 赤塚植物園

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