キクイモ (菊芋)
学名 : Helianthus tuberosus
科属 : キク科ヒマワリ属
別名 : ブタイモ、アメリカイモ

北アメリカ原産で高さ1〜3mになるキク科の多年草。日本には1859年に移入され、現在全国で野生化している。枝先に直径5〜10cmの黄色い頭花を咲かせる。舌状花は10〜20個、筒状花も多数つける。葉は卵状披針形〜長楕円形で先が尖る。地下に塊茎がつき、食用や飼料に利用される。花期は9〜10月。


花は同属のヒマワリに似ています。ただし、頭花の大きさに対する筒状花部の領域は極めて小さいです。


2010.10.1
東京都江東区 木場公園


筒状花の拡大。花冠の先は5裂し、雄しべの先端は星形(5個の葯がくっついた状態)になっています。写真では雌しべ(柱頭が2裂する)は見えていません。つまり、雄性先熟の雄性期にあると思われます。


2010.10.1
東京都江東区 木場公園


総苞片は細くて先が尖り、白い毛が密生しています。


2014.9.15
荒川河川敷(足立区・鹿浜橋)


葉は下部では対生し、上部では互生するようです。


2007.8.24
東京都文京区 小石川植物園

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