カリガネソウ (雁草・雁金草)
学名 : Caryopteris divaricata
科属 : クマツヅラ科カリガネソウ属
別名 : ホカケソウ(帆掛草)

北海道から九州に分布する高さ1mほどの多年草。葉は卵形で対生し、縁には鈍い鋸歯がある。上部の葉のわきから集散花序を出し、青紫色の花を疎らにつける。花冠の基部は筒状、先は5裂して大きく開く。雄しべ4本と雌しべ1本は長く、花冠の外へ湾曲する。花期は8〜10月。
カリガネソウ(雁草)

名前の由来は、花の形を「雁」の飛ぶ姿に見立てたといわれます。また、別名の「帆掛草」も花姿からの連想と思われます。


2006.10.4
東御苑
カリガネソウ

お辞儀のように頭を下げる長いしべ(蕊)。雄しべ4本。雌しべは1本で、雄しべより長く先端が2裂します。(左写真では一番上)

※ 普通は上写真のように5本のしべがそろって湾曲します。


2006.10.4
東御苑
カリガネソウの葉

葉は対生し、葉腋から長い柄を持つ花序を出します。


2011.9.17
東御苑
カリガネソウの実

カリガネソウの実


2006.10.26
東御苑

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