カラタチ (枳殻)
学名 : Poncirus trifoliata
科属 : ミカン科カラタチ属
別名 :   

原産地は中国で高さ2〜3mになる落葉低木。日本へは8世紀頃に渡来。枝に稜があり、長さ2〜5cmの扁平で鋭い刺が互生する。葉の展開より早く直径3〜4cmの白い花が咲く。花弁は5個。葉は3出複葉で葉柄に狭い翼がある。小葉は長さ4〜7cmの楕円形または倒卵形。果実は直径約3cmの球形で秋に黄色く熟す。花期は4〜5月。


果実は酸味と苦味が強く食用には適さないようです。


2013.11.8
東京都文京区 小石川植物園


刺のある植物は珍しくありませんが、その中でも超級な鋭い刺を持っています。この鋭い刺を利用し、昔は防犯目的としてよく生垣に植えられたようです。


2013.2.10
東京都文京区 小石川植物園


からたちの花が咲いたよ。白い白い花が咲いたよ。
からたちのとげはいたいよ。いい針のとげだよ。
からたちは畑の垣根よ。いつもいつもとほる道だよ。
からたちも秋はみのるよ。まろいまろい金のたまだよ。
からたちのそばで泣いたよ。みんなみんなやさしかつたよ。
からたちの花が咲いたよ。 白い白い花が咲いたよ。

北原白秋作詞「からたちの花」


2003.4.27
松戸市 21世紀の森と広場


「綺麗な花にはトゲがある」


2003.4.27
松戸市 21世紀の森と広場

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