カンアオイ (寒葵):カントウカンアオイ |
学名 : Asarum nipponicum 科属 : ウマノスズクサ科カンアオイ属 別名 : カントウカンアオイ |
山地の林下に生える小型の多年草。葉は卵形〜卵状楕円形で長さ6〜10cm、先端は尖り基部は心形。花は直径2cmほどで、地に埋もれるように咲く。花弁のように見えるものは3枚の萼片。萼筒は筒状鐘形で、萼片との境界には輪状の紋様が入る。花期は10〜2月。
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カンアオイの仲間は日本だけでも40種以上あるといわれます。その中で関東周辺に生えるものの一種にカントウカンアオイ(単にカンアオイとも)があります。なお、図鑑「日本の野草」では花期を10〜2月とありましたが、実際には秋が花期のようです?。 2013.1.11 東京都板橋区 赤塚植物園(鉢植え) | |
花の中心部拡大。 2013.1.11 東京都板橋区 赤塚植物園(鉢植え) | |
葉は白い斑入りのものが多いようです。花は小さく地面に埋もれるように咲くので、葉の上からではよく見えません。 ※葵の紋で知られる賀茂神社の神紋や徳川家紋はフタバアオイを図案化したものといわれます。フタバアオイもカンアオイもウマノスズクサ科の草本です。一方、アオイ科というのがあってハイビスカス、フヨウ、タチアオイなど美しい花を咲かせることでよく知られています。 2010.11.6 東京都千代田区 東御苑 |
カンアオイの仲間であるウマノスズクサ科には、一風変わった花が多いようです。写真は「アリストロキア・ギガンテア」という蔓性植物の花です(パナマ原産)。 2003.9.18 東京都 新宿御苑温室 |
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