オオカメノキ (大亀の木)
学名 : Viburnum furcatum
科属 : スイカズラ科ガマズミ属
別名 : ムシカリ

北海道〜九州、千島、サハリン等に分布する落葉低木。葉は対生し、長さ10〜15cmの卵円形で鋸歯がある。葉脈のくぼみが特徴的で目立つ。枝先に散房花序をだし、白い花を咲かせる。実は赤色から黒色に熟す。冬芽はユニークで兎の耳のようにつく。花期は5〜6月。


兎なのに亀
冬芽の形はまるでウサギの耳のようです。でも、名前はオオカメノキ(大亀の木)。冬の自然観察の人気者といわれます。ちなみに普通は2つの長い葉芽(耳)の間に丸い花芽がついています。


写真は冬芽(右)と葉痕(左)です
2005.2.22
東京都文京区 小石川植物園


名前の由来は葉が亀の甲羅に似ているからといわれます。


2007.6.5
尾瀬(群馬県)


中心部の小さいものが本来の花で果実を形成します。その周りの大きい花は装飾花です。


2010.6.10
尾瀬(群馬県)


緑の葉と白い花のコントラストが綺麗です。このように目立っている花が装飾花で、本来の花へ昆虫を誘導する役割を担っています。


2007.6.5
尾瀬(群馬県)


果実(核果)は長さ約8mmの球形または楕円形。8月には既に赤くなっていました。


2013.8.29
谷川岳(群馬県)

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