イチジク (無花果)
学名 : Ficus carica
科属 : クワ科イチジク属
別名 :   

アラビア南部等が原産とされる落葉小高木。雌雄異株。日本には寛永年間(1624-44年)に渡来。葉腋に花嚢(果実のように見えるもの)がつき、その中に小さな花が多数入っている。葉は互生し、掌状に3浅裂または5深裂する。国内での一般的な収穫期は8月〜10月。


アダムとイブの神話でも知られるイチジク。紀元前2000年以上前には栽培されていたといわれます。


2006.9.28
東京都江東区 木場公園


これはイチジクの果実?、ではなく花嚢といって中に小さな花が多数入っています。漢字で無花果と書くのは外から花が見えないことに由来します。なお、自然環境における繁殖では、共生相手のイチジクコバチという蜂によって、花嚢の内部で花粉媒介を行います。


2006.9.28
東京都江東区 木場公園


葉が深く5裂しているものは明治以降に渡来したものだそうです。

以下の文章は2016年8月に閲覧した「wikipedia」より抜粋。
葉は三裂または五裂掌状で互生する。日本では、浅く三裂するものは江戸時代に日本に移入された品種で、深く五裂して裂片の先端が丸みを帯びるものは明治以降に渡来したものである。葉の裏には荒い毛が密生する。葉や茎を切ると乳汁が出る。


2006.6.6
東京都江東区 木場公園


葉脈が目立つ葉の裏


2006.9.28
東京都江東区 木場公園


 


2006.12.7
東京都江東区 木場公園


冬芽と葉痕


2006.12.7
東京都江東区 木場公園

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