アヤメ - 菖蒲、文目

アヤメ（菖蒲、文目）

学名： Iris sanguinea
科属：アヤメ科アヤメ属
別名：　　

北海道から九州に分布し、山野に生える多年草。草丈は30～60cm。葉は長さ30～50cm、幅5～10mmの剣状で、中脈は目立たない。外花被片3個は広倒卵形で平開し、舷部は円形、基部は急にせばまり、黄色と紫色の虎斑模様がある。内花被片3個は楕円状倒披針形で細く直立する。雄しべは3個。花期は5月頃。

	美しく咲き誇るアヤメ。何れ菖蒲か杜若（いずれあやめかかきつばた）とは。アヤメとカキツバタは美しく似ていることから、どちらも優れていて甲乙付け難いことの例えとして使われます。 2012.5.16 東京都板橋区赤塚植物園
	アヤメとカキツバタ、確かに似てはいますが一目瞭然の箇所があります。・アヤメ（右写真）：外花被片の基部は黄色地に紫色の虎斑模様が目立つ。・カキツバタ（左写真）：外花被片の基部は白ないし淡黄色の細い筋状の模様がある（アヤメに比べ地味）。左写真 2009.5.13 東京都千代田区東御苑
	2005.4.27 東京都墨田区向島百花園