アカネ (茜) |
学名 : Rubia akane 科属 : アカネ科アカネ属 別名 : |
本州〜九州、朝鮮・中国に分布する多年生のつる植物。葉はハート形で長い葉柄があり、4枚を輪生状につけるがうち2枚は托葉。茎は4角形で刺がまばらにつく。花は淡黄緑色で直径約3〜4mm。根は赤色の染色材料として奈良時代から用いられてきた。花期は8〜9月。
|
正直申しまして花は小さくて地味です。しかし、茜は藍とともに日本の染色文化を担ってきた価値ある植物なのです。その茜染めも手間がかかり過ぎることなどの理由により、衰退傾向にあるといいます。 2008.9.20 東御苑 | |
茜染めに使われるのはアカネの根です。この根には鮮やかな赤色を出す色素が含まれ、染色するといわゆる茜色になるのだそうです。日本での茜染め歴史は古く、奈良時代に始まったといわれます。また、海外ではインダス文明の遺跡から、茜(の仲間)で染められた布が出土しているそうです。 2008.9.20 東御苑 | |
熟した実です。 2008.11.13 東御苑 | |
ちなみに、JIS慣用色名で「茜色」は左のような色として規定されています。 16進表記 : #9E2236 RGB : R158 G34 B54 |
▲このページの先頭へ |