アカモノ (赤物)
学名 : Gaultheria adenothrix
科属 : ツツジ科シラタマノキ属
別名 : イワハゼ

北海道、本州の近畿以北、四国に分布する常緑小低木。日当たりの良い低山帯〜亜高山帯に生える。花は白色で一部に淡紅色が入り、下向きに開く。花冠は長さ6〜8mmの鐘形で、先は5裂する。雄しべは10個。萼は5裂し、赤色で毛がある。葉は互生し、長さ1.5〜3cm、幅1〜2cmの広卵形で先は尖り、基部はまるい。革質で光沢があり、縁には鋸歯がある。花期は6〜7月。


鐘形や壺形の花を下向きにつけるタイプのツツジ(科)は数多くあります。そんな中でも本種の特徴は目立つ赤い色の萼で、他の花と見間違うことはないでしょう。また、花後はこの萼が果実を包み込んで赤色の偽果となり、その存在を維持します。


2015.6.24
磐梯山(福島県)


花の中の白いものは雌しべ。それより短い雄しべは10個あります。


2015.6.24
磐梯山(福島県)


 


2015.6.24
磐梯山(福島県)

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