ジャケツイバラ (蛇結茨)
学名 : Caesalpinia decapetala var. japonica
科属 : ジャケツイバラ科(マメ科とも)ジャケツイバラ属
別名 : カワラフジ

日本では宮城県・山形県以南に分布するつる性の落葉低木。枝や幹に鋭い刺を密につける。葉は長さ20〜40cmの2回偶数羽状複葉。各羽片には5〜12対の楕円形の小葉がつく。枝先に長さ20〜30cmの総状花序を出し、直径3cmほどの鮮黄色の花を多数つける。花期は5月頃。


漢字では蛇結茨と書きます。強烈な刺を持つ枝が、絡み合って伸びる様を言い表したもののようです。枝とは対照的に花は鮮黄色で美しく目立ちます。


2012.5.16
東京都板橋区 赤塚植物園


葉の上に30cmほどの大きな花序がそそり立つので見栄えがします。


2012.5.16
東京都板橋区 赤塚植物園


一見、蝶のような形の花ですが、ジャケツイバラは植物用語でいう蝶形花ではありません。蝶形花(マメ科)は花弁5枚の内、上部にひときわ大きくて目立つ旗弁を1枚つけます。本種では上部中央の小さいものが旗弁です。
雌しべ1本は、10本の雄しべに取り囲まれています。


2012.5.16
東京都板橋区 赤塚植物園


葉は2回偶数羽状複葉。(後の幹は別物です)


2012.5.16
東京都板橋区 赤塚植物園


強烈な刺がついた枝で、植物園の格子柵に絡まるジャケツイバラ。


2012.5.16
東京都板橋区 赤塚植物園


ジャケツイバラの刺。


2013.3.12
東京都板橋区 赤塚植物園

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