ユキツバキ (雪椿)
学名 : Camellia rusticana
科属 : ツバキ科ツバキ属
別名 : オクツバキ、サルイワツバキ

ヤブツバキの変種とされ、秋田県・岩手県〜北陸地方の日本海側の多雪地帯に生育する常緑低木。葉は長さ6〜12cmの広卵形または狭長楕円形で光沢がある。ヤブツバキに比べ鋸歯が大きく、網状の脈が目立つ。花弁はヤブツバキより細くて薄い。花は水平に開く。雄しべの花糸は合着しない。花期は4〜5月。


一見、ヤブツバキに似ていますが、よく見ると下記のような相違点があります。


2012.3.15
東京都千代田区 東御苑


ユキツバキは雄しべの花糸の基部が合着していません。ヤブツバキや一般にツバキといわれる種類は雄しべの花糸の基部が合着しています。


2012.3.15
東京都千代田区 東御苑


花が水平に開くのもユキツバキの特徴です。


2012.3.15
東京都千代田区 東御苑


鋸歯は鋭く、網状の脈が目立ちます。


2012.3.15
東京都千代田区 東御苑


多雪地帯に育つため枝は地に着くような樹形になるそうです。写真の木は東京育ちですので、自生のものとは違うと思います。


2012.3.15
東京都千代田区 東御苑

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