ミヤマクロユリ (深山黒百合)
学名 : Fritillaria camtschatcensis var. alpina
科属 : ユリ科バイモ属
別名 : クロユリ

中部地方以北の高山帯に自生する多年草。草丈10〜30cm。葉は披針形で3〜5枚を輪生状につける。花は茎の先に1〜2個を斜め下向きに開く。花被片は暗褐色で6枚。雄しべが6個だけの雄花と、3裂した花柱を併せ持つ両性花がある。花期は7〜8月。
ミヤマクロユリ

自然相手の高山植物撮影、なかなかこんな風にはこちらを向いてくれません ^-^v(ラッキー)。悪臭があるということで好き嫌いの分かれる花のようですが、登山をする人には憧れの花です。

このページでは平地〜低山帯に生えるクロユリと区別し、花名をミヤマクロユリとしております。ただし、一般的には単にクロユリと呼ぶこともあるようです。※クロユリは草丈が50-80cmと高く、3倍体であるのに対し、本種は2倍体。等の違いがあります。


2008.7.29
木曽駒ヶ岳・千畳敷(長野県)
ミヤマクロユリの両性花

雄しべ6個と3裂した花柱が目立つ両性花です。


2008.7.29
木曽駒ヶ岳・千畳敷(長野県)


こちらは雄しべだけの雄花です。只今、訪花昆虫で賑わっております。


2008.7.29
木曽駒ヶ岳・千畳敷(長野県)

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