ハンゲショウ (半夏生)
学名 : Saururus chinensis
科属 : ドクダミ科ハンゲショウ属
別名 : カタシログサ(片白草)  

東アジアに分布、日本では本州〜沖縄。水辺に群生し、高さ60〜100cmになる多年草。葉は互生し、卵心形で長さ約10cm。半夏生(太陽暦で7月始め)の頃に花が咲き、葉が白くなることが名前の由来。花期は6〜7月で、小さな白い花を穂状に多数つける。


花よりも白い葉の方が目立つ植物です。葉が白くなるのは花序の近くにつける2、3枚だけです。これは、花序が地味なため葉が虫を誘う手助けをしているともいわれます。


2009.6.20
東御苑


「半夏生」とは、夏至から11日目に当たる日。太陽暦では7月2日頃の雑節名(二十四節気以外の節分)がこの花の名前になっています。この頃に花が咲き、葉が白くなることが名前の由来といわれます。また、雑節名の「半夏生」は半夏(カラスビシャクの別名)の生える頃という意味で名付けられたようです。
他にも葉が半分ほど白くなるので半化粧という説もあります。


2003.6.30
21世紀の森と広場


穂状の花序は、花弁のない白い小さな花を多数つけます。


2002.7.9
市川市 大町公園


  


2002.6.17
21世紀の森と広場

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