ハクサンシャジン (白山沙参)
学名 : Adenophora triphylla var. hakusanensis
科属 : キキョウ科ツリガネニンジン属
別名 : タカネツリガネニンジン

中部地方〜北海道の高山に生える高さ30〜60cmの多年草。ツリガネニンジンの高山型とされる。葉は3〜5枚が輪生し、卵状披針形で縁には鋸歯がある。花は淡紫色の鐘形で先は5裂し、数個が下向きに輪生する。花柱は花冠から突き出る。花期は7〜8月。


景勝地、八方池(標高2,060m)の近くで生えるハクサンシャジン。


2012.8.27
八方尾根(長野県)


キキョウ科の仲間でよく見られる雄性先熟のようです。柱頭の先が丸くて開いていない花は雄性期。先が3裂に開いている花は雄しべが花粉を出し切って雌性期に入った状態。


2012.8.27
八方尾根(長野県)


ベルのような花が輪生してつきます。


2012.8.27
八方尾根(長野県)


葉は3〜5枚が輪生します。ツリガネニンジンの高山型には、本種の他にヒメシャジンとミヤマシャジンがありますが、両種とも葉は互生します。


2012.8.27
八方尾根(長野県)

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