ノビル (野蒜)
学名 : Allium grayi
科属 : ユリ科ネギ属
別名 :   

日本全土、東アジアに分布する草丈50〜80cmの多年草。鱗茎は直径1〜2cmの球形で食用になる。葉は線形で長さ20〜30cm、中空で断面は三日月形。茎の先に散形花序をつけ、白色または淡紅紫色の花を開く。花の一部または全部がムカゴになる。花期は5〜6月。
ノビルの花とムカゴ

花茎の先には、ムカゴだけつけるものと花とムカゴをつけるものとがあるようです。

ムカゴ(零余子):植物の栄養繁殖器官のひとで、離脱後に新しい個体となります。


2011.5.18
東京都板橋区 赤塚植物園


花は白色または淡紅紫色。ユリ(科)の仲間ですので花被片6個、雄しべ6個、雌しべ1個あります。


2008.6.4
東京都江東区冬木


こちらは、ほとんどがムカゴのタイプです。


2008.6.4
東京都江東区冬木


石とアスファルトの隙間から生えたノビル。細い茎で立っているのが不思議です。


2008.6.10
東京都千代田区 桔梗濠

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