トケイソウ (時計草)
学名 : Passiflora caerulea
科属 : トケイソウ科トケイソウ属
別名 : パッションフラワー(英語名)

つる性の常緑多年草。原産地はブラジル。葉は掌状に5深裂する。雌しべは1本だが、途中で横に3分岐し先端(柱頭)はふくらむ。雄しべは5本で葯が大きい。副花冠は糸状で多数。花弁5枚。萼片5枚。花は一日でしぼむ一日花。花期6〜8月。
トケイソウの花

和名を時計草。まさしくグッドネーミングです。しかし、英語名ではPassion flower。ここでいうパッションは、キリストの受難を意味するそうです。ところ変われば見方も変わりますね!


2006.7.4
江東区 木場公園
トケイソウの時分秒針

3つに分岐した暗紫色の雌しべ、まさしく時計の時・分・秒針のようです。後にはハンマーのような雄しべが5個。さらに副花冠は秒を刻むプレートようで、メカニカル効果を増幅させます。


2006.7.4
江東区 木場公園
横から見たトケイソウ

横からのアングル。


2006.7.4
江東区 木場公園


こちらは花弁と萼が紫色でした。糸状の副花冠の裏側で白い蝶々が何やらやっています。


2002.9.8
松戸市内


花を裏側から見ると、花弁は白っぽいのが5枚。それより少し短めで緑色の5枚が萼片。これを表側から見ると同じような色をしているので、花弁が10枚あるように見えます。


2006.7.4
江東区 木場公園

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