テリハノイバラ (照葉野薔薇、照葉野茨)
学名 : Rosa luciae
科属 : バラ科バラ属
別名 :   

日本では本州〜沖縄に分布する落葉低木。枝はよく伸びて地面を這う。葉は奇数羽状複葉で互生する。小葉は7〜9枚あり、楕円形で長さ1〜2cm。花は白色で直径3〜3.5cm。花弁は倒卵形で5個あり平開する。果実は直径6〜8mmの卵球形で赤く熟す。花期は6〜7月。


名前の印象からは、ノイバラの葉に光沢があるタイプのように思われるのですが、ノイバラに比べ @花が倍ほど大きい A花数が少ない B地面を這う(一番下の写真参照)など、あまり似ていないようです。


2013.6.6
東京都板橋区 赤塚植物園


海岸などの乾燥しやすい場所に生えるため、クチクラ層が発達し、葉に光沢があります。


2013.6.6
東京都板橋区 赤塚植物園


葉は奇数羽状複葉。小葉は7または9枚あり、楕円形または広倒卵形で、縁には粗い鋸歯があります。


2013.6.6
東京都板橋区 赤塚植物園


このテリハノイバラは、完全に地面を這っています。


2009.6.20
東京都千代田区 東御苑

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