クサソテツ (草蘇鉄)
学名 : Matteuccia struthiopteris
科属 : イワデンダ科クサソテツ属
別名 : コゴミ

日本では北海道から九州まで広く分布する多年草。シダ植物なので花はない。葉は栄養葉と胞子葉の二型がある。栄養葉は光合成を、胞子葉は繁殖のための胞子をつくる。春に伸びる若芽は山菜のコゴミとして利用される。山菜としての旬は4〜5月。


若芽のころは、屈むような形からコゴミといわれています。


2009.3.18
東京都千代田区 東御苑


食べるシダ植物としてゼンマイやワラビとともに人気があります。前出のものに比べアクがないので下ごしらえも簡単なようです。


2006.3.30
東京都千代田区 東御苑


ぐるぐる巻きになっていた芽が解かれて上に伸びていきます。まるで巻き笛(吹き戻し)みたいですね。


2006.3.30
東京都千代田区 東御苑


屈みから蘇鉄に変身。名前の由来は、葉を大きく広げた姿が常緑低木のソテツに似ていることから。


2006.5.3
東京都千代田区 東御苑


クサソテツの冬の胞子葉。


2009.1.6
東京都千代田区 東御苑

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