コクサギ (小臭木)
学名 : Orixa japonica
科属 : ミカン科コクサギ属
別名 :   

国内では本州、四国、九州に分布する落葉低木。雌雄異株。葉は長さ6〜10cmの倒卵形または楕円形で全体に腺点がある。葉が伸びきらないうちに黄緑色の花が咲く。花弁と萼片は4個。雄花は直径約4mmで雄しべは4個。雌花はやや大きく、子房は4個で、退化した雄しべがある。花期は4〜5月。


コクサギは雌雄異株で、写真は雌花。花弁は普通4個(写真は5個)。雄しべは退化。子房は4個の心皮がなかば合着し、4室に分かれ、各室に1個の胚珠がある。柱頭は4裂する。


2005.4.14
東京都荒川区 荒川自然公園


こちらは雄花で直径約4mm。雄しべが目立ちます。


2005.4.14
東京都荒川区 荒川自然公園


コクサギの葉と花(雄株)。


2005.4.14
東京都荒川区 荒川自然公園


コクサギの果実。

2004.2.17
東京都文京区 小石川植物園



円内は若い果実。

2003.12.24
東京都文京区 小石川植物園


コクサギの冬芽。


2006.2.14
東京都荒川区 荒川自然公園

      ▲このページの先頭へ