オオバヤシャブシ (大葉夜叉五倍子)
学名 : Alnus sieboldiana
科属 : カバノキ科ハンノキ属
別名 :   

落葉小高木。養分の少ない場所でも根に共生する根粒菌により生長出来る。このため、法面等の肥料木として利用される。2000年に発生した三宅島の噴火による荒廃地では、先駆樹木として根付いているという。分布は関東地方〜紀伊半島。花期は3月頃。
オオバヤシャブシの花

左右が雌花序。中央は葉の新芽。


2005.3.26
小石川植物園
オオバヤシャブシ

下側が無柄の雄花序で長さ4〜5cm。その上につく小さいのが雌花序。


2007.2.27
小石川植物園


雄花序の拡大。


2007.2.27
小石川植物園


こちらは、まだ若い状態。上から葉芽、雌花序、雄花序。


2005.3.26
小石川植物園


葉は長さ6〜12cmで、縁には鋭い重鋸歯があります。荒廃地等では、この葉が落葉後に腐葉土となって活躍するようです。


2003.4.22
小石川植物園
オオバヤシャブシの実

オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子)の実はタンニンを多く含むため、五倍子(ふし)の代用として利用されていたそうです。


2005.12.14
小石川植物園

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