イワイチョウ

イワイチョウ（岩銀杏）

学名： Nephrophyllidium crista-galli
科属：ミツガシワ科イワイチョウ属（1属1種）
別名：ミズイチョウ

北海道と本州の中部地方以北に分布。高山の湿地に生える多年草で花茎は20～40cmになる。地下茎は肥厚して横に伸びる。葉は根生し、長い柄がある。葉身は腎形で厚く光沢があり、縁に鋸歯がある。白い花冠は深く5裂し、裂片の縁はひらひらと波を打つ。雌しべは長花柱花と短花柱花の2つのタイプがある。花期は7～8月。

	花弁（花冠の裂片）の縁にはひらひらとしたフリルを施し、なかなかお洒落です。イワイチョウは、雌しべの長い長花柱花と雌しべの短い短花柱花の2つのタイプがあります。これは、自家受粉を避けるためのシステムといわれます。左写真は短花柱花です。 2014.7.15 月山（山形県）
	花茎の先に咲く花。 2012.7.11 至仏山・オヤマ沢田代（群馬県）
	地下茎を横に伸ばして増やすイワイチョウ。葉は根生し、腎形で厚く光沢がある。高さ20～40cmの花茎の先に白い星形の花を数個つけます。 2014.7.15 月山（山形県）
	和名は岩銀杏。イチョウの葉に似ているような、全然似ていないような。かなり個性的な葉っぱです。 2014.7.15 月山（山形県）

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