イブキトラノオ (伊吹虎の尾)
学名 : Polygonum bistorta
科属 : タデ科イブキトラノオ属
別名 :   

北海道〜九州の山地や高原に生えるタデ科の多年草。茎は直立して高さ0.5〜1m強になる。根出葉は柄が長く長楕円形で先はとがる。茎葉は無柄で茎を抱く。茎頂に長さ3〜8cmの淡紅色または白色の穂状花序をつける。花期は7〜8月。


滋賀県伊吹山の地名と花穂を虎の尾にみたてたのが名前の由来。伊吹山もそうですが写真の霧ヶ峰周辺も草原の山で、いかにもイブキトラノオ好み?の環境です。


2010.7.16
霧ヶ峰高原(長野県)


  


2007.7.26
車山(長野県)


円柱状の穂状花序に小さな花を密につけます。花弁はなく萼が花弁状になって5裂し、雄しべが飛び出しています。雄しべは8個、雌しべは1個あります。

※東京の植物園などで植えられたものは花期が5〜10月と長いようです。


2007.5.16
小石川植物園


イブキトラノオの全体の様子。ひょろっと伸びた細長い茎、よく立っていられるものですね。


2007.5.16
小石川植物園


茎葉は柄がなく茎を抱き、先端は細長くとがっています。


2006.5.25
小石川植物園

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