エノキ (榎)
学名 : Celtis sinensis
科属 : ニレ科エノキ属
別名 :   

国内では本州、四国、九州に分布する落葉高木。葉は互生し、長さ4〜10cmの広卵形または楕円形で縁の上部に鈍鋸歯がある。花は新葉とともに開き、雄花と両性花をもつ。果実は直径6〜8mmの球形で9月頃橙色に熟し、食べられる。果柄は長さ約1cm。花期は4月。


美しいエノキの新緑。高木となり枝葉を広げるので、夏には強烈な日差しを遮り、快適な日陰を提供してくれます。そういうこともあってか、昔は一里塚によく植えられたそうです。


2011.4.12
京都市左京区 京都府立植物園


4〜5月、淡黄褐色の小さな雄花と両性花が開く。雄花は本年枝の下部に集まってつき、萼は4裂し、雄しべが4個ある。両性花は上部の葉腋に1〜3個つき、雄しべ4個と雌しべが1個ある。(山と溪谷社 日本の樹木より抜粋)


2010.4.7
京都市中京区 高瀬川


葉縁の鋸歯は上半分しかありません。葉の質は厚く、秋に黄葉します。


2003.8.22
東京都文京区 小石川植物園


エノキの果実。甘みがあるので小鳥が好んで食べるようです。


2013.8.4
東京都千代田区一ツ橋

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